2012年12月31日月曜日

2012年を振り返る。


こんばんは。

2012年の大晦日、いかがお過ごしですか?

今年も幾つかエフェクターを購入してまいりました。

新品から中古、ヴィンテージまで色々と物色しました。

主にファズとオーバードライブばかりですが。

そして、本年はギター2本が我が家に嫁いできました。

自身2本目のテレキャス。そしてフェンダーUSAデビュー。
フェンダーUSA、2本目。そして初めてのストラト。ジェフ・ベック師匠モデル。
いやー、本当に色々買いました。

自室がもうすぐレコーディングスタジオになりそうな勢いです。

もうすぐ新年がやってきますが、2013年もこのような感じでいきたいと思います。

それでは皆さん、よい御年を!!!

来年もよろしくお願い致します。

2012年の終わりに曲を作ってみました。こちらで試聴できます。


2012年11月27日火曜日

Roland BOSS BP-1 Pad Controller その5



さて長々と話してきましたが、21歳の誕生日に、あっという間に市場から消えてしまった機材を買ったわけです。

先にも書いたように、僕自身も昨日初めてこいつを知りました。

いつもお世話になっている楽器屋の店員さんに「正直、使い道がないですねぇ(笑)」と紹介されて。

しかし、そう言われると燃えてくるのが僕のキ●ガイ精神でありまして、その場でファズファクトリーやカーボンコピーを繋がせてもらって実験。

この使い方はまったくもって製作者が意図しないものでしょうけど、かなり面白く使えそうだなと考え購入しました。

改めて、自分は“実用性の高いものよりも、どうしようもないものが好きなのだ”と思いました。

やはり、「どうしようもない」というもの程、それぞれの新たな使い道が生まれると僕は思います。

さぁ、恒例の遊びのコーナーでございます。


そして今回は、なんとなく音源も製作してみました。

Soundcloud → Roland Boss BP-1 Pad Controller

お暇があればご試聴ください。

Roland BOSS BP-1 Pad Controller その4


1979年に発売された、BOSSのリズムマシーンの元祖“DR-55 (Dr. Rhythm)”


DR-55の後続機“TR-909”などは、ハウス、テクノ、ヒップホップなどのアーティストに愛されたリズムマシーンであります。

このDR-55自体も元祖なだけあり、『「4人目のYMO」と呼ばれた松武秀樹氏が使用していた』なんて話もあります。

かなり話が脱線しましたが、1970年代後半にかけて上に記したようなジャンルやダンスミュージックなどが生まれ始めて、Roland社はリズムマシーンやサンプラーの開発に力を入れていったのでしょう。

その過程で誕生した“BP-1”。残念なことに、こいつの後続機はないようです。

しかし、後に似たようなシリーズが登場します。


それがこの“DRP-1 (Dr.Pad)”になります。

見た目だけでもかなり進化が見られますし、こちらは電池と9VDCにも対応しています。

実用性がかなり上がったようですね。

ちなみに、このシリーズは3まで作られています。

Roland BOSS BP-1 Pad Controller その3


こちらの写真は、これまたRoland社の往年の名機“RSD-10 (Digital Sampler / Delay)”です。

1986年頃の製造で、奇しくもBP-1と同じぐらいの時期です。

これはただの偶然ではなく、ある意味があります。


BP-1というのは確かにパッドとして売られ、今でもそういう用途で使っている方がいると思いますが、それだけではない。

もうお分かりでしょうが、RSD-10に接続することができるのです。


これが当時の取扱説明書になります。(PDF版があるなんて素敵な時代)

PAD入力に接続すると、サンプラーのリズムパッドとして使えるようです。

それから、“DSD-2 (Digital Sampler / Delay)”の「トリガー」としても使用できるのだとか。

このDSD-2が製造されたのが、1985〜1986年の間。

この時期、Roland社がディレイや様々なサンプラー、またはそれに使うトリガーにすごく力を入れていたということがなんとなく伝わってきます。


Roland BOSS BP-1 Pad Controller その2


最近の一般的な大きさのエフェクターと比較。無駄にでかい。


今や、コンパクトエフェクターの代名詞のようなメーカー、BOSS

しかし、昔は馬鹿でかいものが多いです。ジャパニーズファズの名機、“Bee Baa(AF-100)”なんかもそうですね。

たまに楽器屋さんの中古コーナーに置かれている“GE-10(graphic equalizer)”なんかも、素晴らしい大きさです。

そんな訳でして、こいつもそれなりの大きさであります。


裏側を見てみると、“MADE IN JAPAN”と記載されています。

そこからも歴史を感じることができますね。


後ろ側はこうなっております。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、こいつにはアウトプットしかありません。

奥にあるノブは“センシティビティ”で、内蔵されているマイクの感度を調節できます。

使用するにあたって、電池もいりませんし、ましてや9VDC出力なんかもありません。

非常にエコロジーな楽器です。

Roland BOSS BP-1 Pad Controller その1

はい、こんにちは。

昨日は僕の誕生日でありまして、めでたく21歳になりました。

そんな訳で独り楽器屋に赴き、自分へのプレゼントに新しい機材をサクッと買ってまいりました。


それがこちら、Roland社(BOSS)“BP-1 Pad Controller”でございます。

「え、なにこれ?? ドラムの練習で使うラバーじゃん??」とお思いの方々・・・・残念、不正解です。

一応、楽器、機材です。エフェクターとは言えないかもしれませんが。

僕個人としても、この機材を昨日初めて見まして「いったいなんだ・・・こいつ」と思った次第です。

商品名の通り、パッドなんです。このラバーの下にマイクが内蔵されているそうで、手や足で叩くことでその音を拾ってくれます。

詳細について調べようと思ったのですが日本のサイトにはあまり載っておらず、海外のサイトによると1980年代(1986年?)に製造されたものだそうです。

2012年11月13日火曜日

Z.Vex Woolly Mammoth その4


上の写真は、最近のジャック・ホワイトの足元です。


手前にある4ノブのペダル。これ、“Woolly Mammoth”です。

そして、なによりもちゃんと接続されています。

これでも分かるように、本人はウーリーをかなり気に入っているようですね。

本機を使っていると思われる曲がこちら。(※勘違いでしたらすいません)


さて、長々と綴ってまいりましたが、この低音が出まくりのブチブチした音に虜になってしまった人もいるのではないでしょうか?

僕は結局、自然な流れで?この音に魅了されてしまい、気づいたときには購入していました(笑)

日本での定価は8万4000円というこれまたおったまげた商品なのですが、中古市場でもたまに見かけることがあります。

数あるベースファズの中でもかなりの名機だと思いますので、ギタリストだけではなくベーシストにもおすすめです。

それでは最後に、僕が所有しているウーリー君の短いサウンドサンプルをあげます。

よろしければご覧ください。



Z.Vex Woolly Mammoth その3


時は2008年、ジャック・ホワイトがTDWをはじめる1年前。


この年、世界的に有名なスパイ映画“ジェームズ・ボンド”シリーズの新作が公開されました。

タイトルは『慰めの報酬』。

この映画の主題歌を担当したのは、ジャックとアリシア・キーズ。曲名は「Another Way To Die」。

僕は007好き(マニア)でもあり、なによりもジャックが主題歌を作ったということでもちろん劇場に足を運びました。

シリーズでも初めてのデュエット曲であり、イントロからかなりのファズ度。

しかし、同時に「いつものファズの音じゃない」という違和感が。


時間軸が前後しますが、この映画の後にTDWがはじまり、僕がネット上で先ほどのエフェクターボードの写真を発見します。

そのとき思ったのは「007の主題歌で使っていたファズは、Woolly Mammothじゃなかろうか」という仮説。

彼は基本的に“Big Muff”を好んで使用しているのですが、「どうもあの音は違う」という想いがずっとあったのです。

それは、低音の出方と独特なコンプレッション感。まず、実際に聴いていただきたいと思います。


どうでしょう。少しでもマフの音を知っている方なら、その違いが分かるかと思います。

勝手な結論を下すと、おそらくこれはウーリーを使用して録音されたのでしょう。

ジャックはわりとZ.Vex製品が好きなようで、他のバンドでも取り入れてます。

Z.Vex Woolly Mammoth その2


“Woolly”とは・・・・「ぼんやりとした、ふわふわの」という意味合いの形容詞。

のようですが、2つの単語でも“マンモス”という意味合いのようです。


ザッカリー・ベックス氏(以下:ZV)がデザインしなかった製品、“Woolly Mammoth”。

製作者はチャック・ズイッキー(Chuck Zwicky)という方。

どうやらZV氏のお友達のようで、本業はレコーディングエンジニアやプロデューサーをされているそうです。

そんな友達がデザインしたこのペダルは、その名の通り“マンモスが地面を歩いているような地響き(轟音)”を出すことができます。

まぁ、(マンモスの足音がどれほど轟音だったかは謎ですが)簡潔に説明すると“ベースファズ(一応ベース用)”です。

特質すべきなのは、その音圧。

当方はギターにて使用しているのですが、恐ろしい程の低音の固まりを簡単に出すことが出来ます。

ZV氏がデザインしていなくとも、さすがZ.Vexの製品だなと思い知らされます。

そもそもこのペダルを知ったのは、僕の永遠の憧れ“Jack White (ex-The White Stripes)”のエフェクターボードの写真を見たことにはじまります。


上の写真がそれでして、右下に置かれ白くリペイントされているのが本機です。

この頃、ジャックは“The Dead Weather(以下:TDW)”というバンドを始動させたばかりで、基本はドラマーとして参加しているのですが、ギターをプレイする曲もあるのです。

ただし、よく見ると接続されていなくて、ただ置いてあるだけです。


これはまた違う日のライブですが、やはり接続されていません。

拡大してみると筐体の表面にノブのセッティング位置が書かれていることが分かります。

Z.Vex Woolly Mammoth その1


初回の投稿は“Z.Vex”の製品、「Woolly Mammoth」とあるギタリストとの関係についての話を。

Z.Vex(ゼットベックス or ジーベックス)と言えば、“ザッカリー・ベックス(以下ZV)”氏が立ち上げたアメリカのエフェクターブランドです。

代表的なペダルは、なんといっても“FUZZ FACTORY”でしょう。

こちらはZV氏が往年の名機“(ゲルマニウムトランジスタの)Fuzz Face”を製作しようとして、失敗したことで誕生します。

今では多くの有名ミュージシャンが使用していて、近年ではかなり人気があります。

さて、前置きが長くなりましたが、それ以降も常にユーザーがおったまげるようなペダルを作り続けているZV氏。

Z.Vex社の製品のほとんどを氏が監修をしているのですが、実はまったく関わってないペダルがあるのです。

それが今回ピックアップした“Woolly Mammoth”なのです。

2012年11月12日月曜日

ファズイストの日常。

こんにちは。

誰が得するのか分からないのですが、自己満足なブログを始めてみました。

“ファズ”という音色を主軸として、個人的なエフェクターへのアツい気持ちをダラダラと書いていきます。

また、自らの勝手な論を晒すこともあると思います。

どうぞ、お付き合いくださいませ。