2012年11月27日火曜日

Roland BOSS BP-1 Pad Controller その5



さて長々と話してきましたが、21歳の誕生日に、あっという間に市場から消えてしまった機材を買ったわけです。

先にも書いたように、僕自身も昨日初めてこいつを知りました。

いつもお世話になっている楽器屋の店員さんに「正直、使い道がないですねぇ(笑)」と紹介されて。

しかし、そう言われると燃えてくるのが僕のキ●ガイ精神でありまして、その場でファズファクトリーやカーボンコピーを繋がせてもらって実験。

この使い方はまったくもって製作者が意図しないものでしょうけど、かなり面白く使えそうだなと考え購入しました。

改めて、自分は“実用性の高いものよりも、どうしようもないものが好きなのだ”と思いました。

やはり、「どうしようもない」というもの程、それぞれの新たな使い道が生まれると僕は思います。

さぁ、恒例の遊びのコーナーでございます。


そして今回は、なんとなく音源も製作してみました。

Soundcloud → Roland Boss BP-1 Pad Controller

お暇があればご試聴ください。

Roland BOSS BP-1 Pad Controller その4


1979年に発売された、BOSSのリズムマシーンの元祖“DR-55 (Dr. Rhythm)”。


DR-55の後続機“TR-909”などは、ハウス、テクノ、ヒップホップなどのアーティストに愛されたリズムマシーンであります。

このDR-55自体も元祖なだけあり、『「4人目のYMO」と呼ばれた松武秀樹氏が使用していた』なんて話もあります。

かなり話が脱線しましたが、1970年代後半にかけて上に記したようなジャンルやダンスミュージックなどが生まれ始めて、Roland社はリズムマシーンやサンプラーの開発に力を入れていったのでしょう。

その過程で誕生した“BP-1”。残念なことに、こいつの後続機はないようです。

しかし、後に似たようなシリーズが登場します。


それがこの“DRP-1 (Dr.Pad)”になります。

見た目だけでもかなり進化が見られますし、こちらは電池と9VDCにも対応しています。

実用性がかなり上がったようですね。

ちなみに、このシリーズは3まで作られています。

Roland BOSS BP-1 Pad Controller その3


こちらの写真は、これまたRoland社の往年の名機“RSD-10 (Digital Sampler / Delay)”です。

1986年頃の製造で、奇しくもBP-1と同じぐらいの時期です。

これはただの偶然ではなく、ある意味があります。


BP-1というのは確かにパッドとして売られ、今でもそういう用途で使っている方がいると思いますが、それだけではない。

もうお分かりでしょうが、RSD-10に接続することができるのです。


これが当時の取扱説明書になります。(PDF版があるなんて素敵な時代)

PAD入力に接続すると、サンプラーのリズムパッドとして使えるようです。

それから、“DSD-2 (Digital Sampler / Delay)”の「トリガー」としても使用できるのだとか。

このDSD-2が製造されたのが、1985〜1986年の間。

この時期、Roland社がディレイや様々なサンプラー、またはそれに使うトリガーにすごく力を入れていたということがなんとなく伝わってきます。


Roland BOSS BP-1 Pad Controller その2


最近の一般的な大きさのエフェクターと比較。無駄にでかい。


今や、コンパクトエフェクターの代名詞のようなメーカー、BOSS。

しかし、昔は馬鹿でかいものが多いです。ジャパニーズファズの名機、“Bee Baa(AF-100)”なんかもそうですね。

たまに楽器屋さんの中古コーナーに置かれている“GE-10(graphic equalizer)”なんかも、素晴らしい大きさです。

そんな訳でして、こいつもそれなりの大きさであります。


裏側を見てみると、“MADE IN JAPAN”と記載されています。

そこからも歴史を感じることができますね。


後ろ側はこうなっております。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、こいつにはアウトプットしかありません。

奥にあるノブは“センシティビティ”で、内蔵されているマイクの感度を調節できます。

使用するにあたって、電池もいりませんし、ましてや9VDC出力なんかもありません。

非常にエコロジーな楽器です。